skip
KDクァンドン病院SINCE
1994
kwangdongコミュニティ
スポーツ医学

前十字靭帯を手術しない選択と手術する選択 分かれ目は膝の安定性と戻りたい競技

· クァンドン病院 スポーツ医学センター

この記事の要点

前十字靭帯は手術しない選択も治療として成り立ちます。部分断裂で膝がぐらつかない人や切り返しの多い競技をしない人はリハビリから、跳ぶ・切り返す競技に戻りたい人は再建手術が勧められやすくなります。

5階の磁気刺激・電気治療機器
状況多く選ばれる方向判断の材料
部分断裂で、膝がぐらつかない手術しないでリハビリ不安定感の有無、日常の動き
完全断裂だが、方向転換の多い競技はしない手術しないでリハビリから始める膝くずれが起きるか
サッカーやバスケットボールなど、跳ぶ・切り返す競技に戻りたい再建手術とその後のリハビリ戻りたい競技、膝の不安定性
半月板など、ほかの組織も一緒に傷めている手術を勧められることが多いMRIでの合併損傷

前十字靭帯を手術しない選択も、手術する選択も、どちらも治療として成り立ちます。上の表は、米国整形外科学会(AAOS)の患者向け情報をもとに、どんな人がどちらに向きやすいかを並べたものです。決めるのは靭帯の傷み方だけではありません。膝がぐらつくかどうかと、けがの前にしていた運動に戻りたいかどうかが、同じくらい判断を左右します。

表の自分の行は、どう読めばいいですか

まず、膝くずれがあるかどうかを確かめてください。階段を下りるとき、方向を変えるときに膝がずれる感じがあるなら、それは不安定性のサインです。AAOSは、部分断裂で不安定性がない場合や、完全断裂でも膝くずれがなく、切り返しの多い競技をしない場合は、手術をしない治療が候補になると説明しています。

次に、どこまでの運動に戻りたいかです。ジョギングや自転車、デスクワーク中心の生活と、週末のフットサルとでは、膝に求められる安定性が違います。同じMRIの結果でも、戻りたい生活によって行が変わります。

表の行は、診察で決めるための入口です。最終的には、画像と膝の診察、筋力や動きの検査を合わせて判断します。

跳ぶ・切り返す競技に戻りたい人は、なぜ手術を勧められやすいのですか

膝の不安定性が残ると、ほかの組織を傷めやすくなるからです。AAOSは、跳ぶ、切り返す、方向転換する競技の選手や、機能的な不安定性がある人には、一般に手術が勧められると説明しています。

さらにAAOSは、長く不安定な膝を抱えたままの人の多くが、数年のうちに半月板を傷めると述べています。軟骨の損傷も起きやすくなります。けがの直後は痛みが引いて動けるようになっても、不安定さが残ったまま競技に戻ると、次のけがにつながりやすいということです。

再建手術のあとは長いリハビリが続きます。AAOSによると、多くの人が競技に完全に戻れるのは6〜12か月以内で、痛みと腫れがなくなり、関節の動きと筋力、バランスが戻ったことを確かめてから復帰します。

歩行・足圧測定の検査ステーション
歩行・足圧測定の検査ステーション

手術をしないで治す人には、何が求められますか

手術をしない場合も、何もしないわけではありません。AAOSは、段階的な理学療法とリハビリで、膝をけがの前に近い状態まで戻せることがあると説明しています。装具を使うこともあり、目的は機能を取り戻し、不安定性を防ぐ動き方を身につけることです。

リハビリでは、腫れと関節の動きを整え、太ももの前側(大腿四頭筋)と後ろ側(ハムストリング)の筋力を戻していきます。手術をしない道を選ぶ人ほど、筋力と動きのコントロールで膝を支えることになるため、リハビリの質が結果に直結します。

ただ、リハビリを続けても膝くずれが繰り返される場合は、改めて手術を検討することになります。手術をしない選択は、あとから変えられない決定ではありません。

手術するか決めるまでのあいだ、何をしておけばいいですか

決めるまでの期間も、膝を動かせる状態に保つことが役に立ちます。AAOSは、けがのあとに理学療法で大腿四頭筋の筋力と膝への自信を少しずつ取り戻すことを、治療の一部として挙げています。どちらの道を選んでも、この時期の筋力は無駄になりません。

もう一つは、ほかの組織の傷みを確かめておくことです。AAOSによると、前十字靭帯のけがは膝のほかの構造の損傷と一緒に起きることが多く、半月板を同時に傷める人も少なくありません。合併損傷があるかどうかで表の行が変わるため、MRIの報告書は手元に置いておいてください。

クァンドン病院のスポーツ医学センターは、手術後のリハビリについての記事も公開しています。前十字靭帯の手術後3〜6週目の運動を扱った記事などがあり、内容は韓国語です。

回復は、四つの検査で数字として測ります

クァンドン病院のスポーツ医学センターは、回復を印象ではなく数字で測るとしています。手術の前と後、リハビリの前と後を、同じ検査で比べます。使う検査は、状態に合わせて次の中から選びます。

  • 動作分析(Exbody):関節を自動で認識し、筋骨格のアンバランス、アライメントの乱れ、後ろからの姿勢、Q角を確認する
  • 足底圧による歩行分析:N-step歩行テスト(NSWT)とSPPBで歩き方を測り、手術の前後を比べる
  • 表面筋電図(Exopill):皮膚に貼った電極で、運動中の筋肉の電気的な活動を体を傷つけずに測る
  • 等尺性筋力テスト(VALD):筋力の低下と左右差を分析し、リハビリの前後で変化を確かめる

すべての検査を全員が受けるわけではありません。競技に戻る時期も、筋力、歩き方、動きを測り直してから決めます。AAOSが挙げる「筋力とバランスが戻ったこと」という復帰の条件を、具体的な数字で確かめる方法だと考えると分かりやすいでしょう。

手術のあとのリハビリは、別の病院で受けてもいいのですか

受けられます。クァンドン病院のスポーツ医学センターのFAQでは、ほかの病院で手術を受けた人も、手術の記録と画像を持参すれば、リハビリテーション医学の専門医が回復の段階を評価して計画を立てるとしています。

日本で手術を受けて、リハビリの評価や集中的な運動療法のために来るという使い方もできます。その場合は、手術を受けた病院での経過とリハビリの方針をそろえておくと、比べる基準がはっきりします。必要な場合は7〜8階の病棟に入院してリハビリを続けることもでき、入院するかどうかは来院後に状態を見て決めます。

手術とリハビリ、それぞれのリスク

どちらの道にもリスクはあります。AAOSによると、再建手術の合併症には、膝のこわばり、血栓、神経や動脈の損傷、膝のお皿まわりの痛み、子どもでは成長軟骨の損傷があります。感染のリスクはごく低いとされています。再建した靭帯が切れたり伸びたりして、慢性的な不安定性が残る人もおよそ5〜10%います。

手術をしない場合のリスクは、不安定性が残ることです。前の章で触れたとおり、不安定な膝のまま過ごすと、半月板や軟骨を傷めやすくなります。リハビリの途中で痛みや腫れが増える場合は、強度を見直す必要があります。

次のような人は、手術かリハビリかを決める前に、整形外科での診察を急いでください。

  • 膝が曲がったまま伸ばせない、引っかかって動かない
  • けがのあと膝が大きく腫れて、体重をかけられない
  • 膝くずれが日常生活の中で繰り返し起きている

クァンドン病院でできること、できないこと

クァンドン病院は手術を行っていません。

MRI、動作分析、筋力テストで手術が必要かどうかを判断し、必要な場合はソウル大学病院、サムスンソウル病院、ソウル峨山病院、江南セブランス病院、ソウル聖母病院、明知病院などの提携病院へ紹介します。手術後の回復は、手術前の状態が記録されているクァンドン病院に戻って続けます。

センターは5階にあり、リハビリテーション医学のシン・サンフン センター長が診断を行い、運動療法士、理学療法士と一緒に1対1のリハビリを進めます。病院の公開情報によると、シン医師は江南セブランス病院リハビリテーション医学科の元臨床講師です。院内には日本語のコーディネーターが常駐しています。

センターの詳しい内容はスポーツ医学センターのページ(英語)に、手術を伴わない痛みの治療は疼痛・リハビリテーションセンターのページ(英語)にあります。同じテーマの記事はスポーツ医学の記事一覧から読めます。

MRIの結果や手術の記録が手元にあれば、写真に撮って、戻りたい競技と一緒にLINEで送ってください。手術を受けたかどうかにかかわらず、いまどの行にいるのかを考える材料になります。

よくある質問

前十字靭帯は手術しないで治りますか?

切れた靭帯が元どおりにつながるわけではありませんが、部分断裂で不安定性がない場合や、切り返しの多い競技をしない場合は、理学療法と装具で機能を取り戻す治療が候補になります。AAOSはこの方法で膝をけがの前に近い状態まで戻せることがあると説明しています。

ACL再建手術のあと、競技にはいつ戻れますか?

AAOSによると、多くの人が完全に競技へ戻れるのは6〜12か月以内です。痛みと腫れがなくなり、関節の動き、筋力、バランスが戻ったことを確かめてから復帰します。

日本で手術を受けて、韓国でリハビリだけ受けられますか?

クァンドン病院では受けられます。手術の記録と画像を持参すれば、リハビリテーション医学の専門医が回復の段階を評価して計画を立てます。

スポーツ選手でなくても受診できますか?

できます。手術後に日常生活へ戻りたい人、趣味の運動でけがをした人、慢性的な痛みと筋力の低下を繰り返す人も対象です。

どんな検査を受けますか?

動作分析(Exbody)、足底圧による歩行分析、表面筋電図、等尺性筋力テストの中から、状態に合わせて選びます。全員がすべての検査を受けるわけではありません。

参考資料

  1. ACL Injury: Does It Require Surgery? · American Academy of Orthopaedic Surgeons (OrthoInfo)
  2. Anterior Cruciate Ligament (ACL) Injuries · American Academy of Orthopaedic Surgeons (OrthoInfo)

この記事はAIの支援を受け、クァンドン病院の公開情報と記載の医学資料をもとに作成しました。医師の監修は受けていません。

関連記事