韓国で胃カメラを麻酔(鎮静)で受ける流れ 事前診察から結果説明、大腸カメラの前処置まで
韓国で胃カメラを麻酔(鎮静)で受ける流れは、事前診察、鎮静下の検査、必要なら生検、画像の二次読影、結果説明の順です。大腸カメラも受けるなら、前処置をどこでするかが当日の過ごしやすさを左右します。
韓国で胃カメラを麻酔で受けることはできます。正確には、全身麻酔ではなく「鎮静」で、眠ったような状態のまま検査を受ける方法です。韓国では「睡眠内視鏡(スミョン ネシギョン)」と呼ばれ、健康診断で広く選ばれています。
では、ソウルで受けるとき、当日はどんな順番で進むのか。ここでは、ソウル・江南のクァンドン病院 内視鏡センターの流れを例に、受付から結果説明までを時間の順に並べました。日本で鎮静下の胃カメラを受けたことがある方は、違うところと同じところを比べながら読んでください。
日本の鎮静内視鏡と、何が違うのですか
鎮静を使うこと自体は、日本でも特別なことではありません。日本消化器内視鏡学会は「内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン」を公表し、鎮静の前に病歴と全身状態を評価することを推奨しています。鎮静を希望できるかどうか、どの薬を使うかは、日本でも韓国でも施設ごとに違います。
違いが出やすいのは、検査の前後の組み立て方です。
| 確かめること | 日本でよくある形 | クァンドン病院の場合 |
|---|---|---|
| 鎮静の管理 | 施設によって異なる | 麻酔科(麻酔疼痛医学科)の専門医の管理下で行う |
| 画像の確認 | 施設によって異なる | 専門医がもう一度読む二次読影 |
| 結果説明 | 後日になることもある | 当日に説明し、必要なら院内の科へつなぐ |
| 大腸の前処置 | 自宅や院内の共用スペース | 1泊2日の検診ではVIP病棟の個室で |
左の列は一般的な傾向で、日本にも同じ形をとる施設は多くあります。比べるときは、国ではなく「その病院がどうしているか」を聞くのが確実です。
当日は、この順番で進みます
クァンドン病院の内視鏡センターは地下2階にあり、検診センターと同じフロアです。検査と説明のあいだに建物やフロアを大きく移らずに済みます。
- 事前診察:症状とこれまでの検査歴を確かめます。持病や飲んでいる薬もここで伝えます。
- 鎮静下の内視鏡:麻酔科の専門医の管理のもとで鎮静し、検査を受けます。鎮静のあいだは状態を見守ります。
- 生検:異常な所見があれば、その場で組織を採ります。
- 二次読影:専門医が画像をもう一度読みます。センター長のキム・ジニョン医師が整えた仕組みです。
- 結果説明・紹介:当日に説明し、必要があれば院内の該当する科へつなぎます。
胃カメラと大腸カメラは、同じ日に受けられます。ポリープが見つかった場合は、大きさや形によって当日に切除するか、別の日に予定を組みます。
胃カメラ自体は短く、回復に時間をとります
検査そのものより、鎮静が抜けるまでの時間を予定に入れておいてください。米国国立衛生研究所(NIDDK)によると、上部消化管内視鏡は通常10〜20分ほどで、検査のあとは1時間ほど施設で休むことが多いとされています。おなかの張り、吐き気、のどの痛みが少しのあいだ出ることもあります。
鎮静の薬が抜けるまで、検査当日の運転はできません。検査のあとに一人で長い移動をしたり、大事な予定を入れたりするのは避けてください。
大腸カメラも受けるなら、前処置の場所を決めておく
大腸カメラでは、前日から当日にかけて下剤で腸をきれいにします。何度もトイレに行くことになるため、ホテルで前処置をするのか、病院でするのかで、過ごしやすさが大きく変わります。
クァンドン病院の1泊2日の検診では、前日にVIP病棟の個室に入り、前処置もその部屋で行います。ほかの受診者と共用スペースを使うことはありません。翌日に鎮静下の胃カメラと大腸カメラを受け、個室に戻って点滴を受けながら回復し、専門医が1対1で結果を説明します。
日帰りの総合検診も、日本語ページでは「血液・画像・内視鏡まで」組み立てるとしています。どちらが合うかは、大腸カメラまで受けるか、滞在できる日数で変わります。
鎮静を使わない、という選び方もあります
鎮静は必ず使うものではありません。NIDDKも、鎮静薬を使わずに検査を受ける場合があり、のどを麻痺させるうがい薬やスプレーを使うことがあると説明しています。鎮静を使わなければ、検査のあとの回復時間は短くなり、その日の予定も立てやすくなります。
一方で、えずきや不安が強い方にとっては、鎮静を使う方が検査を受けやすくなることがあります。どちらがいいかは、これまでの経験や持病によって変わります。日本で鎮静なしの胃カメラがつらかった方も、鎮静で受けたことがある方も、その経験を事前診察で伝えてください。
前日と当日の食事
胃をきれいに見るために、検査の前は食べたり飲んだりできない時間があります。NIDDKによると、上部消化管内視鏡の前は最大で8時間ほど飲食を控えるよう求められることがあります。具体的な時間と、ふだんの薬をいつ飲むかは、病院からの案内に従ってください。ソウルでの最後の夕食の予定を立てる前に、確かめておくと安心です。
鎮静内視鏡のリスクと、事前に伝えること
鎮静下の内視鏡は安全性の高い検査ですが、リスクがないわけではありません。NIDDKは、上部消化管内視鏡のリスクとして、鎮静薬への反応(呼吸や心臓の問題)、消化管の壁に穴があく穿孔、出血を挙げています。出血はたいてい軽く、穿孔のような重い合併症はまれとしています。日本消化器内視鏡学会のガイドラインも、鎮静では低酸素血症や血圧低下が起こりうるため、適切な観察が重要だとしています。
次のことは、事前診察で必ず伝えてください。
- 心臓、肺、腎臓などの持病
- 血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)や糖尿病の薬を飲んでいること
- 以前、鎮静や麻酔で具合が悪くなったことがある
- 妊娠の可能性
検査のあとに、強い腹痛、発熱、黒い便や血の混じった便、息苦しさが出た場合は、すぐに医療機関に連絡してください。帰国便に乗る前なら、病院に電話で相談できます。
どのくらいの間隔で受けるものですか
国立がん研究センターのがん情報サービスは、胃がん検診について、50歳から2年に1度、胃部X線検査か胃内視鏡検査のどちらかを受けることを勧めています。症状がある場合は、次の検診を待たずに受診するようにとしています。
クァンドン病院のFAQでも、原則として胃は2年ごと、大腸は5年ごととし、所見によっては間隔を短くするとしています。日本で定期的に受けている方は、前回の結果と時期を事前に伝えてください。同じ検査を短い間隔で重ねる必要があるかどうかも、そこで判断できます。
予約の前に用意しておくこと
予約の連絡をするときは、次の三つがあると話が早く進みます。
- 前回の胃カメラ・大腸カメラの時期と結果(ポリープの有無)
- 飲んでいる薬の名前と量
- ソウルに滞在できる日付と、帰りの便の時間
内視鏡センターの診療内容は内視鏡センターのページ(英語)に、1泊2日の検診の内容はGlobal Premium Checkup(英語)にあります。同じテーマの記事は内視鏡の記事一覧から読めます。
院内には日本語のコーディネーターが常駐しています。行ける日程と、胃だけか大腸もかをLINEで送ってください。日帰りか1泊2日かは、それを聞いてから一緒に決めます。
よくある質問
韓国で胃カメラを麻酔で受けられますか?
受けられます。一般的には全身麻酔ではなく鎮静で、眠ったような状態で検査を受けます。クァンドン病院では、麻酔科の専門医の管理のもとで鎮静下の内視鏡を行います。
胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けられますか?
受けられます。クァンドン病院では、前処置の方法を事前に説明します。1泊2日の検診では、前日にVIP病棟の個室に入り、前処置もその部屋で行います。
ポリープが見つかったら、その場で取りますか?
クァンドン病院では、大きさや形によって当日に切除するか、別の日に予定を組みます。切除した場合は、帰国便の前に注意点を医師に確かめてください。
検査の結果はいつ分かりますか?
クァンドン病院の内視鏡センターでは、結果を当日に説明し、必要があれば院内の該当する科へつなぎます。画像は専門医がもう一度読みます。
検査のあと、すぐ観光に出かけてもいいですか?
鎮静が抜けるまで時間がかかるため、当日は運転できず、1時間ほど休むことが多いとされています。当日の午後は大事な予定を入れず、ゆっくり過ごしてください。
参考資料
- 内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)(日本消化器内視鏡学会雑誌 62巻9号, 2020) · 日本消化器内視鏡学会
- Upper GI Endoscopy · National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases (NIDDK)
- 胃がん検診について · 国立がん研究センター がん情報サービス
この記事はAIの支援を受け、クァンドン病院の公開情報と記載の医学資料をもとに作成しました。医師の監修は受けていません。




