韓国旅行中の腰痛、治療は整体・マッサージでいい? 様子を見ていい場合と、病院で診てもらうサイン
韓国で腰痛になっても、多くは数日動ける範囲で過ごすうちに軽くなります。ただ、脚のしびれや力の入りにくさ、発熱、尿や便の異常があるときは、整体やマッサージではなく病院で原因を確かめる必要があります。
重いスーツケースを持ち上げた瞬間、長時間のフライトのあと、ホテルの柔らかいベッドで目覚めた朝。韓国旅行中の腰痛は、よくある困りごとです。「韓国 整体 おすすめ」で調べてマッサージ店に行けば済むのか、病院で治療を受けるべきなのか。結論から言うと、多くの腰痛は動ける範囲で過ごすうちに軽くなりますが、病院で診てもらうべきサインもはっきりあります。
この記事では、様子を見ていい場合と、すぐに受診すべき場合の分け方、そして病院のリハビリテーション医学科でできることを、ソウル・江南のクァンドン病院 疼痛・リハビリテーションセンターを例に説明します。
多くの腰痛は、寝て治すものではありません
ぎっくり腰のような急な腰痛でも、長く安静にする必要はありません。米国国立医学図書館のMedlinePlusは、重い原因を示すサインがなければ、安静にし続けることは勧められず、できるだけ普段どおりに動く方がよいとしています。活動を減らすのは最初の数日だけにして、少しずつ普段の動きに戻します。
旅行中なら、次のような工夫で様子を見られます。
- 重い荷物はホテルに預け、キャリーケースは引いて運ぶ
- 長く座り続けず、30分〜1時間ごとに立って歩く
- 痛みが強い姿勢を避け、歩ける範囲で動く
- 日本から持ってきた飲み慣れた痛み止めがあれば、用法どおりに使う
整体・マッサージで様子を見ていい場合
次のすべてに当てはまるなら、マッサージなどで体をほぐしながら様子を見ても大きな問題はないことが多いでしょう。
- 痛みは腰だけで、脚にしびれや痛みが広がっていない
- 転倒や事故のあとではない
- 熱はなく、尿や便も普段どおり
- 姿勢を変えると楽になり、日ごとに少しずつ軽くなっている
ただ、整体やマッサージ店は、痛みの原因を診断する場所ではありません。日本でも、整体には法律上の資格制度がなく、厚生労働省は国家資格を持つ施術者と無資格者を見分けるためのリーフレットを出しています。英国のNICEのガイドラインも、マッサージなどの手技療法は運動を含む治療の一部としてのみ検討するとしています。強く押されて痛みが増した場合は、続けずにやめてください。
病院で診てもらうべきサイン
次のような症状がある場合は、整体やマッサージではなく、医療機関を受診してください。日本整形外科学会も、安静にしても痛みが軽くならない、だんだん悪化する、発熱している、脚がしびれたり力が入らない、尿漏れがするといった症状を伴う場合は、放置せず速やかに受診するよう呼びかけています。
| 症状 | どうするか |
|---|---|
| 尿や便が出にくい・漏れる、股の周りの感覚が鈍い | すぐに救急を受診する |
| 脚に力が入らない、歩きにくい、ふらつく | 当日中に受診する |
| 原因の分からない発熱を伴う腰痛 | 当日中に受診する |
| 転倒や事故のあとの痛み | 骨の確認のため受診する |
| 横になっても痛む、夜中に痛みで目が覚める | 早めに受診する |
| 脚のしびれや痛みが膝の下まで広がる | 早めに受診する |
| 体重が理由なく減っている、ステロイドを使っている | 早めに受診する |
MedlinePlusも、こうした症状を医療者に連絡すべきサインとして挙げています。迷ったときは、病院に電話して症状を伝えるだけでも、次に何をすべきかが分かります。
病院では、何をするのですか
クァンドン病院の疼痛・リハビリテーションセンターは3階と5階にあり、手術をしない治療を中心にしています。リハビリテーション医学科が中心になり、まず原因を確かめてから治療を組み立てます。
- 精密な評価:動き、筋力、姿勢をあわせて測ります。
- 画像検査:必要なときはMRIで構造的な原因を確かめます。
- 原因の説明:どこが痛いかだけでなく、なぜ痛いのかを図で説明します。
- 手術をしない治療:注射、手技療法、PRPなどの再生治療を組み合わせます。
- リハビリ・復帰:1対1の運動リハビリで日常に戻します。
腰椎捻挫(いわゆるぎっくり腰)、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、仙腸関節の痛みなども、センターの診療内容に含まれています。手術が必要と判断された場合は大学病院へ紹介し、手術後のリハビリはクァンドン病院で受ける流れです。
「痛む場所が同じでも、理由は違うことがあります。」疼痛・リハビリテーションセンターのシン・サンフン センター長の言葉として、センターのページに載っている一文です(病院のセンターページより)。
手技療法だけ受けることはできますか
できます。センターのFAQでも、手技療法だけを受けることはできるとしています。ただし、評価をしないまま繰り返すと原因が残るため、先に評価を受けることを勧めています。旅行中の短い滞在なら、原因を確かめて、帰国後に日本で続けることを決めて帰るという使い方もあります。
同じ建物の韓方センターには、韓医師が診る痛みのクリニックもあり、必要に応じて協力します。
治療のリスクと、向いていない場合
病院での治療にも、体への負担はあります。注射のあとに一時的に痛みが増すことがあり、運動を始めたばかりの時期には筋肉痛や疲れが出ることもあります。どの治療にどんな副作用がありうるかは、始める前に担当医に確かめてください。
また、この記事で挙げた赤信号の症状、とくに尿や便の異常、脚の力が急に入らなくなった場合は、予約を待たずに救急を受診してください。神経の圧迫など、急いで対応すべき原因がありえます。
帰りの飛行機に乗る前に
腰痛があるまま長時間のフライトに乗ると、座りっぱなしで痛みがぶり返すことがあります。通路側の席を選び、ときどき立って体を伸ばしてください。重い荷物は預け、機内に持ち込む荷物は軽くしておきます。
病院で検査や治療を受けた場合は、診断名、受けた検査、出された薬の名前を控えて帰ってください。帰国後も痛みが続くときに、日本の整形外科やかかりつけ医に見せる材料になります。MRIなどの画像を受けた場合は、記録を持ち帰れるかも確かめておくと、日本で同じ検査をやり直さずに済むことがあります。
帰国後に脚のしびれが強くなる、力が入りにくくなるといった変化があれば、韓国で受診したかどうかに関係なく、日本の医療機関を受診してください。
受診するときに伝えること
- いつ、何をしたときに痛み始めたか
- 痛む場所と、脚に広がるか
- 日本で腰痛の治療や検査を受けたことがあるか、その結果
- 飲んでいる薬と、ソウルを発つ日
センターの診療内容は疼痛・リハビリテーションセンターのページ(英語)に、診療時間と行き方は予約・アクセスのページ(英語)にあります。同じテーマの記事は痛み・リハビリの記事一覧から読めます。
病院はソウル市江南区奉恩寺路612、地下鉄・奉恩寺駅5番出口から徒歩1分です。診療は平日9:00〜17:30、土曜9:00〜13:30で、日曜・祝日は休診です。院内には日本語のコーディネーターが常駐しています。病院で診てもらうほどか迷っている段階でもかまいません。まずはいまの症状をLINEで送ってください。
よくある質問
韓国旅行中にぎっくり腰になったら、どうすればいいですか?
重い原因を示すサインがなければ、長く安静にするより、痛みの出ない範囲で動く方がよいとされています。脚のしびれや力の入りにくさ、発熱、尿や便の異常がある場合は、医療機関を受診してください。
韓国の整体やマッサージで治りますか?
体をほぐして楽になることはありますが、整体やマッサージ店は原因を診断する場所ではありません。強く押されて痛みが増した場合はやめ、数日たっても軽くならないときは病院で原因を確かめてください。
病院ではどんな検査をしますか?
クァンドン病院の疼痛・リハビリテーションセンターでは、動き、筋力、姿勢を測り、必要なときはMRIで構造的な原因を確かめます。そのうえで、なぜ痛いのかを図で説明します。
手技療法(マッサージのような治療)だけを受けられますか?
受けられます。ただしクァンドン病院では、評価をしないまま繰り返すと原因が残るため、先に評価を受けることを勧めています。
手術が必要と言われたらどうなりますか?
クァンドン病院は手術をしない治療を中心にしています。手術が必要と判断された場合は大学病院へ紹介し、手術後のリハビリをクァンドン病院で受ける流れです。
参考資料
- Back pain - acute · MedlinePlus (U.S. National Library of Medicine)
- 腰痛症 · 日本整形外科学会
- Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management (NG59) — Recommendations · National Institute for Health and Care Excellence (NICE)
- あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師と無資格者との判別について · 厚生労働省
この記事はAIの支援を受け、クァンドン病院の公開情報と記載の医学資料をもとに作成しました。医師の監修は受けていません。



