skip
KDクァンドン病院SINCE
1994
kwangdongコミュニティ
韓方

韓国の鍼治療、おすすめの選び方は「誰が、どこで打つか」から 韓方病院と日本の鍼灸院の違い

· クァンドン病院 韓方センター

この記事の要点

韓国の鍼治療を選ぶときは、口コミの「おすすめ」より先に、誰が打つか(韓医師か)、どこで打つか(検査とつながる病院か)を確かめると失敗が減ります。日本の鍼灸院との違いと、初めての受け方を整理しました。

検査結果を説明する韓方医

「韓国 鍼治療 おすすめ」で探すと、口コミやランキングがたくさん出てきます。ただ、どこがおすすめかを比べる前に、日本の感覚のままでは見落としやすい点があります。韓国で鍼を打つのは、多くの場合「韓医師」という医療職で、鍼が病院の診療の一部として行われることがあるという点です。

この記事では、日本の鍼灸院に通ったことがある方に向けて、韓国の韓方病院での鍼治療は何が違うのか、初めて受けるなら何を確かめればいいのかを整理しました。ソウル・江南のクァンドン病院 韓方センターの公開情報を例にしています。

まず言葉をそろえておきます

旅行の口コミでは、似た言葉が混ざって使われています。

  • 韓医師(ハニサ):韓国の国家免許を持つ韓方の医療職です。韓医科大学などで6年間学び、国家試験に合格して免許を得ます。西洋医学の医師とは別の免許です。
  • 韓医院・韓方病院:韓医師が診療する医療機関です。規模の大きい病院では、西洋医学の診療科と同じ建物にあることもあります。
  • はり師・きゅう師:日本で鍼灸を行う国家資格です。厚生労働省は、国家資格を持つ施術者と無資格者を見分けるためのリーフレットを出しています。
  • 薬鍼(やくしん):生薬から作った液をツボに注入する、韓国で使われる方法です。
  • 推拿(チュナ):手で骨格や筋肉を整える韓方の手技療法です。

口コミでは見えにくい、三つの違い

ランキングでは「痛くない」「効いた」といった感想が目立ちますが、選ぶときに大事なのは次の三つです。

確かめること日本の鍼灸院(一般的に)韓国の韓方病院(一般的に)
誰が打つかはり師・きゅう師韓医師
診察の材料問診や触診が中心問診に加え、病院によっては血液・画像検査も
ほかの科とのつながり必要なら医療機関の受診を勧める同じ建物の西洋医学の科と協力する病院もある

どちらが上ということではありません。日本の鍼灸院にも、医療機関と連携して丁寧に施術するところはたくさんあります。ただ、痛みの原因がはっきりしないときや、検査も一緒に受けたいときは、検査とつながる病院の方が話が早く進むことがあります。

肩の状態を診る韓方医
肩の状態を診る韓方医

検査の結果を読む韓方、という考え方

クァンドン病院の韓方センターは6階にあり、鍼、推拿、韓方薬を中心にした手術をしない治療を行っています。脈と問診だけで判断せず、詳しい検査の結果も読み、内科、神経科、リハビリテーション医学科と協力するとしています。

流れは次のとおりです。

  1. 韓方の診察:体質と全身の状態を確かめます。
  2. 連携検査:必要なときは、血液検査や画像検査を同じ建物で受けます。
  3. 総合判断:西洋医学の検査結果と韓方の診断を合わせて見ます。
  4. 治療:韓方薬、鍼、薬鍼を状態に合わせて組み立てます。

「西洋医学と韓方が一つの法人の中にあるので、同じ患者を二つの視点から診ることができます。」韓方センターのムン・ビョンハ センター長の言葉として、センターのページに載っている一文です(病院のセンターページより)。

日本の方の相談で多いのは、どんな鍼ですか

クァンドン病院の日本語ページによると、日本の方のご相談で多いのは韓方で、次のようなメニューをまとめています。

  • 韓方美容:肌の状態を確かめてから韓医師が施術を組み立てます。美容鍼や顔面循環鍼などです。
  • 体質に合わせた韓方ケア:疲れやすさ、冷え、季節の変わり目の不調に、検査の結果を見ながら韓方薬と鍼で整えます。疲労回復の鍼もあります。
  • ふるえ・顔面麻痺の韓方診療:神経科と協力して診ます。

首や腰の慢性的な痛み、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、五十肩などの痛みは、慢性疼痛を担当するキム・ギュヒョン医師が診ています。韓方センターの中には痛みのクリニックもあります。

初めて受けるときの流れと、伝えておくこと

初めての方は、いきなり鍼だけを予約するより、診察から始めるのが確実です。どの治療が合うかは、病院が症状を聞いてから選ぶとしています。

次のことは、最初の診察で伝えてください。

  • いま気になっている症状と、いつからか
  • 日本で受けている治療や、飲んでいる薬・サプリメント
  • 血液をサラサラにする薬を飲んでいるか、出血しやすいか
  • 妊娠の可能性、ペースメーカーなどの機器の有無
  • 金属や消毒薬でかぶれたことがあるか

韓方薬を出してもらう場合は、日本で飲んでいる薬も含めてすべて伝えてください。クァンドン病院は、相互作用を確かめてから処方を組むとしています。日本への持ち帰りは、日本の規定に沿って案内するとしています。

鍼治療のリスクと、効果の考え方

鍼は、正しく行われれば重い合併症の少ない治療です。米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)は、鍼による合併症の報告は比較的少ないとしつつ、滅菌していない鍼や不適切な施術では、感染、臓器を傷つける、中枢神経の損傷といった重い有害事象が起こりうると説明しています。鍼の使い捨てと消毒がきちんとしているかは、どこで受けるときも確かめたい点です。

効果については、症状によって根拠の強さが違います。NCCIHは、米国内科学会が慢性の腰痛に対する薬以外の第一選択の一つに鍼を含めていると紹介する一方、英国のNICEは腰痛に鍼を勧めていません。鍼で何でも治るわけではないので、何を目標に何回受けるのかを、始める前に聞いておいてください。

鍼のあとに、刺したところの小さな出血やあざ、だるさが出ることがあります。発熱、刺した場所の強い腫れや痛み、息苦しさが出た場合は、すぐに医療機関に連絡してください。

旅行の日程に、どう組み込めばいいですか

鍼は、1回で終わるものとは限りません。症状によっては、間隔をあけて何回か受けることを勧められることがあります。短い旅行で受けるなら、次のように考えておくと予定を立てやすくなります。

  • 初日の早い時間に診察を入れる:診察のあとで検査や治療の組み立てが決まるため、後半の日に回すと時間が足りなくなります。
  • 鍼のあとは予定を詰め込まない:だるさが出ることがあるので、その日の夜は無理のない予定にします。
  • 帰国後に日本で続けるかを決めておく:韓国で受けた治療の内容を書き留めておけば、日本の鍼灸院や医療機関に相談するときの材料になります。

クァンドン病院の診療時間は平日9:00〜17:30、土曜9:00〜13:30で、日曜・祝日は休診です。病院はソウル市江南区奉恩寺路612、地下鉄・奉恩寺駅5番出口から徒歩1分、COEXの近くにあります。

選ぶ前のチェックリスト

  • 打つのは韓医師か
  • 鍼の前に診察があり、必要なら検査を受けられるか
  • 日本語のコーディネーターや通訳がいるか
  • 何回、どのくらいの間隔で受けるのか、旅行の日程に収まるか
  • 韓方薬が出る場合、日本に持ち帰れるか

韓方センターの診療内容は韓方センターのページ(英語)に、病院全体の日本語のご案内はクァンドン病院の日本語ページにあります。同じテーマの記事は韓方の記事一覧から読めます。

院内には日本語のコーディネーターが常駐しています。「いちばん気になる症状」をひとつだけ、LINEで送ってください。そこから、鍼が合うのか、ほかの治療や検査から始めるのがいいのかを一緒に考えます。

よくある質問

韓国で鍼を打つのは誰ですか?

韓国では多くの場合、国家免許を持つ韓医師が鍼を打ちます。韓医科大学などで6年間学び、国家試験に合格して免許を得る医療職で、西洋医学の医師とは別の免許です。

日本の鍼灸院と何が違いますか?

日本では、はり師・きゅう師が施術するのが一般的です。韓国の韓方病院では韓医師が診察し、病院によっては同じ建物で血液や画像の検査を受け、西洋医学の科と協力して治療を組み立てます。

初めてでも鍼だけを受けられますか?

初めての方は、診察から始めるのが確実です。クァンドン病院では、症状を聞いてから必要な治療を選ぶとしています。

韓方薬を日本に持ち帰れますか?

クァンドン病院では、日本への持ち帰りは日本の規定に沿って案内するとしています。量や種類によって扱いが変わることがあるため、処方の前に確かめてください。

鍼治療に副作用はありますか?

刺したところの小さな出血やあざ、だるさが出ることがあります。NCCIHによると重い合併症の報告は比較的少ないものの、滅菌していない鍼や不適切な施術では感染などが起こりうるとされています。

参考資料

  1. Acupuncture: What You Need To Know · National Center for Complementary and Integrative Health (NCCIH)
  2. あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師と無資格者との判別について · 厚生労働省
  3. Low back pain and sciatica in over 16s: assessment and management (NG59) — Recommendations · National Institute for Health and Care Excellence (NICE)

この記事はAIの支援を受け、クァンドン病院の公開情報と記載の医学資料をもとに作成しました。医師の監修は受けていません。

関連記事